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函館「食」ニュース

【食レポート】道南食と観光ブランドフェア2025

レポート
2025/11/18
【食レポート】道南食と観光ブランドフェア2025

2025年10月22日、渡島総合振興局・檜山振興局主催の「道南食と観光ブランドフェア2025」が函館国際ホテルで開催されました。道南地域の優れた産品を国内外に発信し、地域経済の活性化と販路拡大を図ることを目的に、生産者やメーカーなど食に携わる多くの関係者が一堂に会しました。

会場では、バイヤーや料理人、食の専門家を招いた個別相談会や商談会、商品展示会が実施され、活発な情報交換が行われました。また、函館市や調理師会との連携による特製弁当の販売や試食ブース、料理講習会も開かれ、ホテル業界や旅行業者、飲食店関係者など幅広い来場者で賑わいました。

来場者は実際に道南の味を味わいながら、地域の食が持つ魅力と可能性を存分に感じ取っていました。

商談会

午前中は個別相談会および商談会が開催され、活発な商談が展開されました。

個別商談・相談会

道南食材を使った特製弁当

昼食時には、フェア参加者に道南の食材の魅力を伝えるとともに、生産者自身も自社食材の新たな活用方法を見出せるよう、「道南食材を使った特製弁当」が販売されました。

道南食材を使った特製弁当

ーお品書きー

◇函館産真鱈「坂井鮮魚店」の鹿部産青海苔入りあんかけ
◇上ノ国「天河」天の川アユ松田の揚げ物
◇江差産蝦夷鮑のバジルソース煮
◇森農場上ノ国ポークと政田農園白い九重栗かぼちゃの柔らか黒酢酢豚
◇jimoざる豆腐のひやま漁協で部のアカモクソース
◇若鶏と王様しいたけの函館醸蔵酒粕入り甘辛炒め
◇木村農園冬瓜の海老すり身はさみ蒸し北海道産貝柱入りあんかけ
◇北海道産帆立の白石農園神トマトジュースチリソース
◇ジュンヤオカヤマの函館真昆布の和え物
◇渋田農園蝦夷舞茸とたまふくら豆とスルメイカ入り炊き込みご飯 白石農園お米使用 ザーサイ付き
◇モミジ鹿肉と勝田豆腐店とよむすめ豆腐の四川激辛麻婆豆腐
◇政田農園福耳ジローとジャコの炒め物
◇まるみ園宮田果樹園のりんごジュース使用りんごゼリーのせ函館牛乳使用杏仁プリン

商品展示会

午後からは、道南の生産者や食品加工業者が一堂に会し、自慢の商品を展示。
活発な交流が行われ、会場は終始にぎわいを見せました。

㈱菅原組
㈲坂井商店
㈱H.M.Works
合同会社EGAO
日乃出食品(株)
(株)誉食品
ビハインド・ザ・カスク合同会社
Hakodate Berries
(株)五島軒

試食ブース

道南の魅力ある食材を広めるため、北海道全調理師会函館支部の協力のもと、地元料理人による和食・洋食・中華の試食が提供されました。
来場者は料理人から直接説明を受けながら、多彩な味わいを楽しんでいました。

来場者に地域食材と調理法を紹介
和・洋・中さまざまな料理の試食が並びました
真河豚の辛子明太子和え
試食を味わう参加者で大盛況の試食ブース

料理講習会

日本中国料理協会副会長であり、目黒雅叙園料理長の近藤紳二氏による料理講習会も開催。
料理人としての心得を語るほか、檜山海参とエゾシカ肉を使った中国料理の特別デモンストレーションが行われました。
巧みな技術と深い知識に基づく調理の様子に、参加者は熱心に見入っていました。

日本中国料理協会 副会長 近藤紳二氏によるデモンストレーション

今年で16年目を迎えた「道南食と観光ブランドフェア」。
地元の農産物・海産物を活用した新メニューの提案や観光業者との意見交換など、多くの実りある交流が生まれ、会場は終始活気に包まれました。
道南の食の力と可能性を感じる一日となりました。