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自然の恵み旬食材

ここ函館・道南は、大きな半島地形が生み出す食材の宝庫。
海の恵み、山の恵み、そして畑の恵みが盛りだくさん。

脂の甘みと赤身の旨み、道南生まれのブランド豚

豚肉「ひこま豚」

豚肉「ひこま豚」

駒ヶ岳の麓に広がる南北海道の森町で育てられている「ひこま豚」は、地理・飼育・衛生の三つの条件に徹底的にこだわった、道南発のオリジナルSPF豚です。生産を手がける有限会社道南アグロは、1988年創業、北海道で初めてSPF豚農場として認定された養豚生産者です。以来、安心・安全でおいしい豚肉づくりを追求しています。SPFとは、Specific(特定の)Pathogen(病原菌を)Free(保有しない)の略称。厳格な衛生管理のもとで飼育された、健康で安全性の高い豚だけがSPF豚として認められます。さらに農場HACCPやJGAPといった第三者認証も取得し、飼育環境から出荷まで一貫した品質管理を行っています。

「ひこま豚」が育つ森町は、駒ヶ岳の麓に位置し、養豚に適した自然環境が整った地域です。とくに大きな特徴が、水資源の豊かさ。駒ヶ岳が育む地下水は一年を通して低温で安定しており、豚の健康管理に欠かせません。また、道南は夏でも比較的冷涼な気候で、暑さに弱い豚にとってストレスの少ない環境です。こうした自然条件が、「ひこま豚」の健やかな成育と、肉質の良さを下支えしています。

厳選された雌豚だけが名乗れる「ひこま豚」

現在およそ年間約2万1,000頭の豚を出荷していますが、そのすべてが「ひこま豚」として出荷されるわけではありません。肉質などの厳しい基準をクリアした、上質な雌豚のみが「ひこま豚」として選ばれます。全体の約3割にあたる、限られた豚のみです。「ひこま豚」は、一般的な豚肉に比べて、旨味や甘みに関わるオレイン酸の含有量が高いのが特徴。筋繊維の間に適度な脂肪が含まれるため、肉質はきめ細かく、加熱しても柔らかさとジューシーさが保たれます。臭みが少なく、豚本来の味わいが楽しめるのも魅力です。

品質を支えるこだわり

「ひこま豚」の生産において、変えていないこだわりのひとつが、3種類の豚を掛け合わせたWLDの三元豚です。脂身の甘さと赤身のしっかりとした旨みを兼ね備えているのが特徴で、道南アグロでは効率よりも肉質と味わいを重視しています。また、飼育環境だけでなく飼料にも強いこだわりがあります。麦類や米を独自の割合で配合し、加熱殺菌した飼料を、駒ヶ岳が育むミネラル豊富な地下水と混ぜ合わせて与えています。豚の体に負担をかけにくい、やわらかく消化の良い形状にすることで、健康的で臭みのない肉質を追求しています。

持続可能な養豚と6次産業化への挑戦

このような品質へのこだわりに加えて、有限会社道南アグロでは「持続可能な養豚」を目指し、環境への配慮にも力を入れています。温室効果ガスの削減や窒素排出量の低減が期待される環境配慮型飼料の導入、家畜排せつ物を堆肥化して耕種農家へ提供する資源循環の取り組みなど、時代に即した農業を実践。こうした取り組みが評価され、国の「Jクレジット認証」も取得しています。また、生産・加工・流通・販売までを自社で一貫して行う6次産業化を進め、将来的には生産するすべての豚を自社で販売する体制の確立を目標としています。

森町から全国へ、広がる「ひこま豚」の魅力

「ひこま豚」は、精肉としての販売に加え、飲食店での料理や加工品など、さまざまな形で楽しまれています。森町の直営店では、精肉販売をはじめ、レストランでの食事提供や惣菜・加工品の販売を行っており、ひこま豚のおいしさを幅広いスタイルで味わうことができます。また、函館空港内の直営店をはじめ、札幌など道内各地でも直営店を展開しており、オンラインストアでも購入が可能です。日々の食卓から特別な一皿まで。駒ヶ岳の自然と生産者の想いが詰まった「ひこま豚」は、道南を代表するブランド豚として、これからもその魅力を広げていきます。

生産者から

こだわりの飼育で、おいしい豚肉を

日浅 順一

日浅 順一さん

有限会社道南アグロ 代表

こだわりの飼育で、おいしい豚肉を

弊社が養豚を始めたのは、1988年のことです。獣医師だった父が栗山町で農場を立ち上げ、その後、1995年に森町へ拠点を移しました。2013年には株式会社ひこま豚を立ち上げ、北海道育ちの豚肉を自分たちの手で加工・販売する体制を整えてきました。

養豚ではエサ代が経営コストの多くを占めるため、近年は成長が早く効率よく育つ品種が主流です。それでも、品質を考えると、弊社でこだわっている「三元豚」が一番だと感じています。北海道では豚肉に牛肉のような「競り」の市場がありません。だからこそ、自分たちが納得した豚肉に自分たちで価格を付け、自信を持って届けたい。その想いから「ひこま豚」というブランドを育ててきました。農場で育てている豚すべてが「ひこま豚」になるわけではありません。肉質や状態を一頭一頭見極め、本当に納得できたものだけを「ひこま豚」として出荷し、それ以外は一般の三元豚として流通させています。今後は「ひこま豚」だけでなく、それ以外の豚についても新たなブランドとして展開し、将来的にはすべてを自社で販売できる体制を目指しています。

直営店をオープンしてから13年。これまでも「おいしい」という声はいただいてきましたが、精肉に加え、レストランでの料理や惣菜として直接お客さまに届けるようになったことで、その声をより多く、より身近に感じられるようになりました。そうしたひとつひとつの声を励みに、これからもひこま豚のおいしさを伝え続けていきたいと思っています。日本の養豚を取り巻く環境は年々厳しくなっていますが、国産豚肉を選んでもらうことが、産地や食を守る力になります。その流れづくりに少しでも貢献できればと、日々豚と向き合っています。

衛生管理された農場で、体重約120kgになるまで大切に育てられます。

衛生管理された農場で、体重約120kgになるまで大切に育てられます。

森町の直営店では、精肉の販売のほか、レストランでの食事や惣菜の購入も可能。

森町の直営店では、精肉の販売のほか、レストランでの食事や惣菜の購入も可能。

「ひこま豚」の3種とんかつ。直営店では、ロースやヒレなど、好みの部位を選び、お好みの調理法で味わえるメニューも用意されています。

「ひこま豚」の3種とんかつ。直営店では、ロースやヒレなど、好みの部位を選び、お好みの調理法で味わえるメニューも用意されています。

生産者おすすめの食べ方は、しゃぶしゃぶ。昆布だしでさっと火を通し、ポン酢でシンプルに味わうと、脂身の旨みや肉本来のうまみが味わえます。

生産者おすすめの食べ方は、しゃぶしゃぶ。昆布だしでさっと火を通し、ポン酢でシンプルに味わうと、脂身の旨みや肉本来のうまみが味わえます。

「ひこま豚」について

産地
森町
出荷時期
通年
生産者
有限会社道南アグロ
住所
茅部郡森町字姫川121-45
電話番号
01374-7-1456
関連リンク
ひこま豚
画像提供(下4点)/有限会社道南アグロ
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