バル街
皆で街を楽しみ、
食を楽しむイベント
マップを手に、飲み&食べ歩き
函館西部地区バル街は、函館の西部地区で春・秋の年2回、一日限りで開催される飲み&食べ歩きのイベントです。参加者は事前にバル街チケット(5枚綴り、前売4,000円)を購入し、チケット付属のマップに記された約70店の参加店を自由に巡り、各店でチケットとの引き換えでドリンクと「ピンチョー」と呼ばれる軽い料理を楽しみます。函館西部地区は、古い街並みが残され、教会群や赤レンガ倉庫もある観光客に人気の高いエリアです。趣ある街の雰囲気に触れつつ、リーズナブルにおいしい料理を楽しめることが人気となり、毎回約4,000人が集います。
全国のバルイベント「発祥」の地
2004(平成16)年に函館で始まったバル街には、全国各地から視察や問い合わせが相次ぎ、全国各地でバルイベントが誕生しました。
今では、函館がバル「発祥」の地として知られるようになりました。
また、地方都市における賑わいづくりの好事例としても注目され、2017(平成29)年にはグッドデザイン賞の特別賞(地域づくり)を受賞。2019(令和元)年には、サントリー地域文化賞も受賞しています。
レストランやバーはもちろんのこと、カフェ、寿司店、ラーメン店、パン屋、ギャラリーショップなど、バラエティに富んだ約70店が参加。店内は大賑わいで、立ち飲みや相席で見知らぬ人同士が楽しく語り合う姿も見られます。
チケットとマップを入手して、街へと繰り出します。マップを見ながら巡るルートを探ることもバル街の楽しみのひとつです。1冊では足らずに、2冊購入する人も。当日使い切れなかったら、翌日からの6日間、「あとバル」協力店でチケットを利用することができます。
和洋中の料理やスイーツなど、各店の趣向を凝らした「ピンチョー」を楽しみながら、軽く一杯。隣り合った人との出会いやおしゃべりを楽しみつつも、長居はせず、次の店を目指すのがバル街のルールです。
当日は協賛イベントも盛りだくさん。店内や街なかでの音楽ライブや、フラメンコのショーなど、賑わいは夜遅くまで続きます。「きものdeバル」と銘打った簡単着付けの無料サービスや、着物のかたへのミニ振る舞いといったユニークな取組みも。
実施エリアの中心に位置する「アクロス十字街」では、実行委員会メンバーによる生ハムやワインの振る舞いを実施。毎回数百人もの行列ができるほどの大人気。隣に建つ「まちづくりセンター」には案内所「バル街i(アイ)」が置かれ、待ち合わせや当日のイベント情報の収集などに立ち寄る人たちで賑わいます。